棚澤幸夫の精神世界の旅と鎌倉百景
精神世界の旅

曹洞宗 栄見山 観音院

来馬正行住職

JR・武蔵境駅を降りると、広大な敷地に、木・木の、生い茂る、まさに都会の叢林(そうりん)と云える。この土地は、松平家《松江藩主の松平出羽守直政(1601-1666)、祖父は徳川家康、父は家康三男結城秀康》の下屋敷跡地を開拓した。この土地の片隅に、小さな観音堂を創建、のちにこの小さなお堂と墓所から幕府公忍の村の寺院へと、発展して来たそうです。江戸前期の開基ですが、本堂などは昭和57年に建て替えられ、その後立派な、仁王門、鐘楼、禅道場などが新しく追加整備されました。観音院は永平寺の末寺で、「一日接心」という修行体験で知られているお寺です。要するに、一日集中して、坐禅、食平等「じきびょうどう)応量器ともいう禅寺の食事作法、と、典座教訓(てんぞきょうくん)、禅寺の料理を作る事。作務(さむ)(寺の掃除など、作業の事)、を通して、朝4時から夜9時まで集中修業をすることです。誰でも参加できるこの体験修業はすごい人気で、会社などの部外体験、ヨーロッパやアジア、アメリカからの留学生など多くの人達が毎回参加しています。



観音院の佇まい

01 山門

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02 仁王門 正面
こちら側から仁王像が拝観できます。

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03 仁王門裏側
本堂の向かい

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04 鐘楼と仁王門

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05 仁王門裏側の飾り灯籠

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06 石仏来迎阿弥陀如来像(市指定有形文化財)

墓地内に祀られている。下屋敷跡地と、境南町を開発した、保谷三衛門を追善するために、天和二年(1682)に彫刻されたもので、寺の造立、境南町の開発の、今・昔を知るための重要な資料ともゆえる。

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07 石仏来迎阿弥陀如来像(市指定有形文化財)

美術的に見ても螺髪・肉髯の単純化、尊顔の素朴な微笑、印相の表情の巧みな表現などの彫法は、武蔵野市所在の石仏としては最も古く、代表的な美しさを持っています。

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08 本堂

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09 仁王像の左側 吽(うん)
宮本中人作 楠材。吽は一切諸方を照らす智徳

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10 仁王像右側 阿(あ)
宮本中人作 楠材。阿は万物一切の根源の母体

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11 願掛地蔵菩薩

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12 本堂前観音像

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13 観音像の裏側から

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14 仁王前の紅梅

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曹洞宗 栄見山 観音院 武蔵野市境南町2-4-8(TEL:0422-31-8482)



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