棚澤幸夫の精神世界の旅と鎌倉百景
精神世界の旅

恐山 伽羅陀山菩提寺

地獄と極楽が交わる地蔵霊場

恐山は、比叡山・高野山とともに古くから日本三大霊場です。また東北における地蔵信仰の一大拠点ともいわれています。寺伝によれば貞観四年(862年)、慈覚大師円仁が東北巡礼の折り、出羽(山形)の立石寺に次いでこの山を開き、地蔵菩薩像を刻んで安置したのが開山の始まりといわれる。以来、恐山金剛寺と及び天台行者の道場として栄えて来ました。その後、享禄三年(1530)、むつ市田名部の円通寺の開基聚覚が堂宇を再建し寺号を釜臥山菩提寺と改め、永禄年間(1558〜1570)、八戸の領主南部政栄が諸堂の修築を行ったといわれています。昔からこの地方では死者の集まる山とされていた。境内には賽の河原・血の池地獄・無間地獄などがつづき、石仏や石積みの小山や卒塔婆などが散在して、いかにも霊場といった雰囲気が漂っている。



01 恐山金剛寺の山門は壮大

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02 夏の恐山大祭

古式ゆかしい行列「上山式」が行われるほか、大般若祈祷、大施餓鬼法要が厳修される。(7月20日〜24日)

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03 立ちこめる硫黄臭と荒涼とした風景はまさに異空間であり、地獄と極楽をかいま見ることができる。

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04 大祭の日 巡礼婦人部の行列。

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05 恐山入り口に立ち並ぶ六地蔵

木造 鎌倉時代作、体長は1メートルぐらいの像ですが細部の彫りが素晴らしい。

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06 此の世から、彼の世(あのよ)へと旅立ちの出発点。

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07 大祭の日に僧侶が極楽へと霊を導いてくれる。

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08 地獄・極楽・境え橋。恐山への入り口に当たる。

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09 案内板

この池で水をかぶって修行したと云う。龍穏寺は、かって関東の曹洞宗の第一の道場であった、「小永平寺」「天下の鬼道場」とも呼ばれ、厳しい修行の寺であったらしい。

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10 山内には、数多くの石造地蔵菩薩が祀られている。

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11 恐山菩提寺の本尊・地蔵菩薩像。慈覚大師円仁作と伝わる。

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12 恐山菩提寺地蔵堂に安置される、観音菩薩半伽像、円空作。

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13 十一面観音像。円空作。

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14 遺族の想いがこもるお供物と石仏。

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15 大祭中日。霊を慰めるための僧侶が読経してまわる。

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16 亡くなった、子供や孫たちが、彼の世で 困らないようにとの想いで。何か物悲しい。

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17 子供たち霊に風車の音がさびしい。 OsorezanBodaiji-17
18 恐山といえばイタコが有名。

イタコの「口寄せ」により、 先祖の霊や亡くなった肉親など死者の世界と、 現世の生きる人の仲立ちとなって亡き人の意思を伝達する「仏降ろし」と、物事の吉兆や安全祈願などといった占い、予言的な「神降ろし」といわれるものがある。毎年、七月の大祭と十月の秋詣りの期間だけ、恐山境内に店を開く、お伺ひをする人達が列をなす。

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19 亡き人への想いが。

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20 大祭の日に法要があります。

仁王門近くの経蔵の裏には南天の群生があり、実の赤くなる季節には見事です。

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21 恐山は古来より人の死後霊魂がここに住むと信じられ、今でも例大祭(毎年7月半ば)には多くの参詣者が訪れる。

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22 遺族への想いが至る所に

鐘を掛けるための龍頭が独特な造りになっている。

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23 遺族への想いが至る所に

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24 恐山の宇曾利山湖は火山の噴火口が陥没して出来たカルデラ湖で、周囲を蓮華ノ葉と呼ばれる八つの外輪山が取り巻き、湖畔に噴出した硫黄が地獄の世界を演出している。一方、水辺が賽の河原となり白砂の浜は極楽浜といわれている。

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25 卒塔婆の前に食べ物や飲み物などを供え亡き人の霊と一緒に食事する。

大田道灌親子の墓が、本堂左手の階段上にある。大田道灌は、江戸城を築き川越城・岩槻城・鉢形城を修築した関東武士として知られている。

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26 僧侶が広い山内を読経して回る。 OsorezanBodaiji-26
27 極楽浜へ、亡くなった子供たちへの想いが。

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28 石仏が多くさん立ち並ぶ所へ。

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29 樹木にも死者の霊が集まっているだろう。

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30 カラスも霊を慰めに来たのか、お供物をあさりに着たのか、絵になる写真の一枚です。

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31 石積みの上にたくさんの風車が回る。輪廻転生の願いが込められているのだろうか。

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32 亡くなった子供に供え、極楽浄土へとの願いを込めて。

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33 石仏が見えないほど、花と着物などたくさん供えたので・・・・。

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34 本堂裏山の火口付近から、本堂・山門を見る。

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35 広大な山内を供養して回った僧侶が帰ってくる。

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恐山 伽羅陀山菩提寺 青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2(TEL:0175-22-3825)



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