棚澤幸夫の精神世界の旅と鎌倉百景
鎌 倉 百 景

鎌倉・春一番

春の光が海にきらきらと輝き、優しい風が樹々のつぼみをほころばせる。ときには「春の雪」が降り、思いがけない美しい景色に出会える。又、雪の似合う所が多い。そういう日の鎌倉にでかけ、しんと静まった空気を感じながら花々の色を見つめたい。



01 荏柄天神社  梅に雪

荏柄天神社は学問の神様「菅原道真公」を祀り、日本三大天神の一つと称される古来からの名社です。

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02 大仏の雪

雪の日の天気によって、大仏の表情も変わります。雪がやんで晴れ間がでると穏やかに見え、降雪の中で暗い空の中では厳しさを感じます。

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03 光明寺 石庭の雪

材木座の海の近く、天照山をバックに建つこの寺は、鎌倉幕府第四代執権北条経時が然阿良忠(ねんありょうちゅう)を迎えて開いた浄土宗の大本山で、全国から修行僧が集まります。本堂南側には三尊(阿弥陀仏と二大菩薩)、五祖(浄土宗を流布した五大祖師)を表現した枯山水の石庭があり、雪が降った時などは、さらに心が安まります。

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04 妙本寺 吹雪の景

勢力を増す比企一族を警戒して、北条は策謀をして比企を滅ぼした。難を逃れた能員の子、能本が菩提を慰やすために文永11年(1274)に建立したとゆう。撮影中、雪の降り方が、比企一族の悔しさが表現されているような雪の降り振りぶりだった。

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05 建長寺仏殿前の雪

臨済宗大本山、鎌倉五山第一位の建長寺は、巨福山建長興国禅師という。今から約762年前、鎌倉幕府五大執権の北条時頼は宋国から蘭渓道隆を開山に迎え、日本で最初に禅寺建長寺を建立させました。

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06 鶴岡八幡宮 雪景色 三景

鎌倉市の中央に鎮座する鶴岡八幡宮は、日本を代表する八幡宮の一社です。豊な自然に囲まれ、四季折々花木が目を楽しませてくれます。ボタン・桜・蓮・百日紅・秋の紅葉と続いていき、年中祭事も見て欲しいものいっぱいです。

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07 鶴岡八幡宮 雪景色

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08 鶴岡八幡宮 雪景色

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09 大仏 雪の吹き降る日

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10 鶴岡八幡宮 雪とボタン

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11 海蔵寺の福寿草

扇ヶ谷の谷戸のつきあたりにある深い緑に囲まれた古刹、手前を左に曲がると化粧坂切通しを登ると源氏山公園で比較的に見所の多い所にあります。こじんまりとした境内は、四季の花が1年中彩り、鎌倉有数の花の寺です。

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12 浄妙寺 本堂前の紅梅

頼朝の重臣、足利義兼が創建し、開山は退耕行勇律師で、臨済宗建長寺派の古刹。本堂左手前に喜仙庵という茶室があり、枯山水の庭を眺めながら抹茶をいただくことができ、裏の山の上に自家製のパンのカフェ&レストラン、石窯ガーデンがある。

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13 東慶寺の紅梅

この寺は、別名を縁切寺、または駆け込み寺と呼ばれ、寺に逃げ込んだ女性が3年間修行を積めば、夫と離縁が出来たという。昔は女性から離縁の申し立てが出来なかった時代、この寺が悩める女性たちの強い味方になっていたという。

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14 船祝い 1月4日 腰越漁港

ミカンまきの後、腰越の船霊の祀られている小動神社、江の島弁財天を海上よりお参りする行事。

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15 由比ヶ浜と富士山

鎌倉を代表する、海と富士山の写真です。光明寺裏山の天照山上より。

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16 海蔵寺の紅梅

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17 由比ヶ浜 夕景

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18 春一番 夫婦池のカワセミの巣立ち

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19 長谷寺 万作の花

経蔵のすぐわきに咲く万作の花。長谷観音は、日本最大級の木造観音立像で、拝観する人々は圧倒させられます。

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20 荏柄天神社の筆供養式典が始まる直前。
本殿前に沢山の筆が集められます。

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21 筆を燃やして供養
宮司が穏やかな表情で筆に火を付けて供養する。

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22 常立寺のしだれ梅

モノレール・湘南江の島駅の近くに、日蓮宗の常立寺という古刹がある。鎌倉と藤沢市の市境にある。知る人ぞ知る、しだれ梅があり、花付の良い年は見事です。

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23 円覚寺 選仏場前の白梅

円覚寺は、鎌倉五山第二位の名刹で、弘安5年(1282)に8代執権北条時宗によって開山され、広々とした境内には、全部で17の塔頭(たっちゅう)があり、又、一年中様々な花姿を披露してくれます。

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24 吊るしびな

雛祭の季節になると、北鎌倉の様々な商店で美しい吊るしひなを飾る習慣が出来ました。

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25 長谷寺本堂前桜

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26 長谷寺石仏への花飾り

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27 長勝寺 大国祷会 2月11日

2月まだまだ寒い日。百日間の修行(粥をすすり、粗食に耐え、何度となく水垢離(みずごり)を続けた修行僧が水行(すいぎょう)を行う。飛び散る水しぶきの光に清々しさを感じます。

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28 日蓮の像と桜 長勝寺境内

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29 鶴岡八幡宮 源平池周辺の桜
水面に散った花弁も絵になります。

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30 光明寺 山門裏から見た桜
山門上か本堂に向かっても良いアングルです。

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31 建長寺 法堂わきの山桜と僧侶

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32 貞宗寺の紅梅

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33 大船観音寺 白衣観音と桜

大船駅の向かいの山の上に、白い大きな観音様があります。催し事も多く、2月の節分会、十一月の、ゆめ観音などと毎月、観音講や参禅会が行われています。尚、鎌倉では曹洞宗のお寺は珍しい。写真は向かいの山の上から撮影したものです。

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34 海蔵寺裏庭のしだれ桜

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35 大慶寺のボケ

臨済宗円覚寺派の寺で、大休正念(仏源禅師)を開山として弘安年間(1278?87)に開かれた。本堂には本尊の釈迦如来像が祀られ、境内には、寺の栄枯盛衰を静かに見つめてきた樹齢700年以上の柏槙の二本の老木がそびえる。

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36 山が多い鎌倉には、山桜が目立つ。

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37 安国論寺 枝垂れ桃

日蓮上人が鎌倉に入った当初、修行道場としたという「御法窟」または「日蓮岩屋」と呼ばれる岩窟が本堂の向かいにある。「立正安国論」はここで書かれた。

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38 海蔵寺の海棠

海蔵寺の海棠の木は、今、鎌倉では一番木の勢いがあるので花付きが良い。

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39 八幡宮 武田流流鏑馬 4月
天地地久

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40 武田流
的を目掛けて。

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